右の口角の上あたり(頬骨下あたり)が痙攣し始めました、片側顔面痙攣なのか?

3ヶ月前に突然右の口角の上あたり(頬骨下あたり)が痙攣し始めました。多い時間帯は10分ごとに20秒くらいです。脳神経外科でCTを撮ったところ(MRIではない)、「腫瘍はないが血管が蛇行している、飲酒や規則正しい生活してれば1週間ほどで治る」と言われ、近くにいた看護婦にも「年末年始の疲れが出たんでしょう」と漢方と血圧の薬が1週間出ました。血圧は130弱の85くらいです。

自分で調べて、これは片側顔面痙攣かと思いましたが、飲酒をきっぱりやめたところ3週間ほどして止まり、その後もたまに少し引き攣ってるかな?と思う程度があるくらいです。その際の見た目は外からはわからないです。仕事は相変わらずストレスです。

質問ですが、これは片側顔面痙攣なんでしょうか。症状が似てるようで違う気もするのですが(口元から始まってる、3週間ほどで完全に止まったなど)

また、半年くらい前から右の瞼が重くなることがありますが(特に夜)これは関係してるのでしょうか。

黒ひげ医師

片側顔面痙攣(HFS: Hemifacial Spasm)の可能性はあるものの、典型的な経過とは多少異なる点が注目され、顔面ミオキミアの可能性があります。
(1)片側顔面痙攣(HFS)と異なる点は以下の通りです。
①片側顔面痙攣は通常、目の周囲から始まり、徐々に口元や頬へと広がる。
②1度始まると自然に治ることは少ない。
③3週間ほどで完全に止まったのも、片側顔面痙攣としては非典型的です。
ストレスや疲労による一時的な顔面ミオキミアだった可能性が高いです。
④飲酒をきっぱりやめたことで消失したのも注目点です。アルコールは神経興奮を高めることがあるため、関係していた可能性があります。

(2)右の瞼の重さについてお答えします。
以下の可能性があります。
①眼瞼ミオキミア
:ストレス・疲労・カフェイン摂取などで起こることが多い症状です。
②軽度の眼瞼下垂
: 加齢や神経の影響で、特に夜に重く感じることがあります。この可能性が高いです。
③片側顔面痙攣の初期症状
: HFSの初期には、瞼の違和感を感じることがあります。

まぶたの症状と頬の痙攣は顔面ミオキミア、右の瞼の重さは軽度の眼瞼下垂であった可能性が高いと判断いたします。

下垂体

直接見ていませんので断定できませんが、眼瞼が関与していないこと突然の発祥ということからご心配の片側顔面痙攣ではないように思われます。ではその原因ですが、軽快してしまったあとではよくわかりませんが、今後再び起きることなのかについては節制しつつ経過を見るしかないように思います。
でもよかったではないですか。

HS

御質問頂き、誠に有難うございます。3週間で症状が消失したならば、片側顔面痙攣とは異なると思います。疲労やストレスによる一時的な影響だったのかもしれません。今のところは様子をみて、今後、同様の症状が再発したら片側顔面痙攣の可能性も考慮して頭部MRIを撮影した方が良いかもしれません。

カルテパンダ

ご不安な中、症状が一旦軽快されたことは良い兆しです。片側顔面痙攣は通常、目の周囲から始まり徐々に口元へ広がることが多いため、口元から始まり短期間で消失した今回の経過はやや異なります。一過性の神経刺激やストレス、疲労による筋肉の興奮が関与した可能性もあります。右瞼の重さも、同側の神経の影響の可能性はあるものの、症状が軽度で断続的であれば経過観察でよいことが多いです。

ぴっぴ

ストレスによって、交感神経が過緊張している可能性があります。なかなか難しいですが、リラックスしてストレスを減らす努力が必要かもしれません。仕事によるストレスは、だれでも持っていることですが、仲間と相談してストレスを減らすのも一つの方法かもしれません。

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。