69歳です。3日前から、右太もも内側が、じっとしていても、ズキン、ズキンと痛くて、眠ることもできません。触るとビリビリします。
10年前、MRI検査で左側、腰部脊柱管狭窄症と言われ、私が化学物質過敏症のため、薬物治療ができないので、運動療法のみ教えていただき、毎日家で続けてきました。今は左脚外側も、足もしびれています。痛みもあります。
ただ、今回は右側に起こり、左と比較にならないくらい痛みがひどくて、薬物治療ができない私でも、この右太ももの痛みが、少しでも楽になれる方法とか、ありますか？
また、最近、お腹が出るのが嫌で、下腹を意識的に呼吸でへこませることをしていたから、腹圧とかのダメージでこんなことになったのかと思ったりして、呼吸は関係ありますか？
写真が見えません検索 太ももの内側が痛い
呼吸は関係ありますか？
〜呼吸の練習は関連しないと思います。
右太ももの痛みが、少しでも楽になれる方法
〜腰椎部での神経障害が症状の原因である可能性があると思います。代表的な疾患が腰椎椎間板ヘルニアです。
繰り返す負荷や急なひねり動作、重量物持ち上げなどによる急激な椎間板内圧の上昇が原因で、椎間板の外側のドーナッツ状の組織である線維輪に亀裂が入ることで腰椎部、臀部に痛みが生じます。椎間板内部にある髄核というジェリー状の組織が線維輪の亀裂部分から神経方向に膨隆したり飛び出したりした状態が椎間板ヘルニアです。
飛び出した椎間板組織が神経を圧迫することで臀部・下肢の神経障害症状が生じます。
腰椎の２番目の骨と３番目の骨の間の椎間板ヘルニアの場合に股関節部、大腿部に症状が出現することがあります。
ベルト固定等の安静や投薬、硬膜外ブロック、神経根ブロックなどの保存療法で症状の軽減が得られる場合の方が多いのですが、圧迫が強い場合や、神経麻痺症状が出ている場合には手術の適応となります。
突出したり脱出した椎間板ヘルニアが多核巨細胞の貪食により自然吸収されることが多いのですが（約90%程度）、吸収されずに残存する場合もあります。投薬、ブロック等の保存療法は自然吸収までの間の症状の緩和を図るためのものとなります。一般的に3~4ヶ月程度の期間の保存療法が無効な場合には手術が選択肢となってきます。
腰椎部前屈45°の姿勢において椎間板内圧が最大値になる事が実験的に示されていますので、中腰を避け重いものを持たないようにしてください。
正確な診断には腰椎のMRI検査が必要です。整形外科を受診してみてください。
呼吸は関係ありますか？
腹圧でDejerine徴候と言う事はよくある事です
腰椎椎間板ヘルニアの急性発症後において，咳をする，くしゃみをする，あるいはトイレで排便時にいきむといった動作により，腰痛や下肢痛などの腰部神経根の症状が誘発または増悪される徴候を指す．Joseph J. Dejerine（1849-1917）により初めて報告された．
その為に呼吸法、体幹バランスで対応可能かも詳しくお聞きして安心されていい物です
スマホ首の様に前屈み気味はなるべく避けるのも有効ですが
腰椎においての神経の圧迫が関係しているように思われます。
薬物療法ができないということですが、漢方薬も服用は難しいでしょうか？
血行を改善するような薬などは有効ということもあります。
呼吸法もドローインというものかもと思いますが、腹圧が強くかかると痛みがでてしまうということは
あるかもしれません。
どのような時に痛みがありますか？
安静時でも痛んで股関節の動きでもあまり変化しないのなら、閉鎖神経痛が考えられます。
泌尿器科疾患や婦人科疾患による神経痛の場合がありますので、そのときは泌尿器科、婦人科を受診して精査していただきましょう。
腰椎疾患を考えます。10年前の時点でMRIで腰部脊柱管狭窄症を認めたとの事ですので、経年変化で今は更に悪化が予想されます。早めの整形外科受診と精査（MRIなど）をお勧めします。
10年前、MRI検査で左側、腰部脊柱管狭窄症と言われ、……再度のMRI検査を受けてはいかがでしょうか？加齢と共に狭窄が悪化しているかもしれません。減量も大切です。
その領域なら腰椎小生神経症による坐骨神経痛をまず考えます。
椎間板ヘルニアなどの脊椎由来の症状の可能性があります．
こちらについては脊椎専門の整形外科でMRIを含めて調べてもらってください．
椎間板や神経圧迫はレントゲンやCTでは評価困難であり，MRI検査が必要になります．
なお，専門家の評価を受けて外科的治療の対象にならない場合，保存的治療はペインクリニックにご相談いただくのが良いですね．
腰椎症の可能性はあると思います。
整形外科を受診していただき、MRIでの精査を受けていただくといいと思います。
