2016年に縦隔腫瘍の摘出手術を行いました。
結果は良性で左胸の肋間神経に出来た4.5cm程の腫瘍を取る手術でした。
術前に主治医から、肋間神経痛があること、汗が出にくくなること、まぶたの下垂がある場合もあること、記憶では上記3点について説明がありました。
手術から7年程経過していますが今でもたまに寒くなると神経痛の痛みがある時もあります。
汗については気にならなくなりました。
術後7年経過して、まぶたの下垂はあるんでしょうか？
主治医からは下垂がある場合、麻酔から覚めて目を開けたらすぐわかると言われた記憶があるんですが、、、
今年の春先から右目のまぶたが二重だったのが一重になるようになりビューラーで睫毛を上げても下がるしアイプチもきかない状態が続き、むくみかなと思っていたんですが、あまりにも目つきが変わってしまったので気になります。
術後から何年も経過していれば、まぶたの下垂はありえないんでしょうか。
写真が見えません検索 縦隔腫瘍手術後の体調不良
７年前の腫瘍は説明内容からすると神経鞘腫で、交感神経幹に近い位置にあるため
交感神経が傷害されたときの説明を受けたのだと思います。
説明通り、傷害された場合はすぐに症状が出ますので遠隔期に出ることはありません。
重症筋無力症で眼瞼下垂が出ることがありますが、この時合併する腫瘍は胸腺腫であり神経鞘腫とは異なります。
よって、７年前の腫瘍と関係ありません。
眼瞼下垂は夕方に強くなりますか？
重症筋無力症の眼瞼下垂は夕方に酷くなるという特徴があるので当てはまれば重症筋無力症の診断となります。
重症筋無力症であれば、その３０％に胸腺腫を合併しますので精査が必要です。
縦隔腫瘍（胸腺摘出）の術後に、重症筋無力症を合併することがあり、
その起こる時期は、早期からおこる場合と、晩期発症型といって１年後以降に起こることがあります。術後7年経過してからの発症もありえると思います。
複視（物がだぶって見える）の症状はありませんでしょうか？
手術をされた病院でご相談いただくことをおすすめいたします。
治療でおおくが改善することが期待できます。
縦隔腫瘍の手術後に胸腺摘出後重症筋無力症が起こり得ます。ほとんどが6ヶ月以内ですが1年後以降の例もあるようです。7年経過して発症する例があるかどうかは不明です。むくみの可能性もありますし受診してご相談されてはいかがでしょうか。
術後7年経過してから新たに眼瞼下垂がshl痛言することは考えにくいです．
急に起こってきた場合は顔面神経麻痺や交感神経麻痺，胸腺腫からくる重症筋無力症など別の要因が関与している可能性がありますので，神経内科にご相談ください．
