自律神経失調症の治療中に、不安症状が現れた場合、どのような治療法が有効か

現在自律神経失調症の治療中です。

症状が寛解していたのですが、薬の減薬途中で再燃しかけました。

現在困っていることは以下になります。
・体の痛みを感じたりした時に、その症状がうつの症状だと過剰に気にしてしまう
・自分の症状は何が原因なのかと考え続けてしまう
・脱力感、気が遠くなる感じがある
・前触れなく不安感が現れ、どんどん悪化していくのでは無いかと血の気が引く感じがある(特に外出時や人混みの中)
・子育て中、子どもの相手にうんざりする
・病気のことをインターネットで執拗に調べてしまう
・調子が悪いのがこの先ずっと続くのかと考えうんざりする
・死ぬことが怖い
・夕方にかけて悪くなる傾向がある

薬の治療でしばらく寛解していたのですが、減薬の途中で上記のような不安症状が出てしまいました。
現在はミルタザピン半錠、デエビゴ、柴胡加竜骨牡蛎湯、補中益気湯を服用しています。

不安が現れたときの対処法、有効な治療中、対症療法薬を教えて欲しいです。

写真が見えません検索 補中益気湯と自律神経失調症

自律神経失調症というのは、何らかのストレスに起因する不安や緊張が、自律神経を介してもたらす心身の反応とされています。
ですから、自律神経に入力される不安や緊張への対処が求められます。

薬によらない、軽減法としては、不安や緊張、なんらかの症状を感じたら、眼球を軽く圧迫しつつ、静かに呼吸して、吸気と呼気を一つひとつ、ゆっくりと確認しながら、それに意識を向けてみてください。
ただ、深呼吸にはならないよう気をつけてください、逆効果です。
眼球の奥の、自律神経の安らぎの神経系である副交感神経節が刺激されて、気持ちが落ち着き、症状も軽減するでしょう。

ただ、安定した効果を得るためには薬剤療法が必要かもしれません。
第一選択薬は、不安に強い効果のあるレクサプロ、セルトラリンなどSSRI系抗うつ剤です。
その効果を増強し、深層意識にも作用するエビリファイ、ルーランなど非定型抗精神病薬を微量で併用されると根治の期待もできます。

ちなみに、ミルタザピンは、落ち着きと鎮静のセロトニン系だけでなく、活力と賦活のノルアドレナリン系神経も賦活してしまうため、それが不安をあおってしまうことがまれではなく、不安や緊張が主症状の場合、不安定にしてしまうことがあります。

それと、漢方は、効能が合っても、東洋医学的体質、証や寒熱が合わないと効果は得られません。
そして、同じ症状でも、体質によって薬の内容は異なります。
漢方をご希望でしたら、一度、漢方の専門医に見てもらうとよいでしょう。

不安症状が再燃していることについて理解いたします。不安時の対処法として、深呼吸やリラックス法、ポジティブなアファーメーションを試してみることが役立ちます。治療中には、不安症状の変化を主治医に報告し、薬の調整を検討してもらうことが大切です。対症療法薬として、抗不安薬や漢方薬が考慮されますが、これらの薬物の利用には主治医の指導が必要です。報告する際には、症状の詳細を伝え、最適な治療法を見つけるために協力していただければと思います。お身体や心の不調においては、お気軽に主治医と相談してください。

ご質問いただきありがとうございます。ここまでよく頑張ってこられましたね。
なるべく楽しいと思えることをして過ごすようにしてみて下さい。何かに集中すると、不安を忘れて時間を過ごすことができます。 頓服を使用してご自身で不安をコントロールできるようにしていくことも大切です。良い方向に向かわれることを祈っております。

不安症状も鬱の症状としてでてきますので、ご様子ですとミルタザピンを増やすなどされた方がよいかと思います

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。

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