膵臓癌、進行スピードと余命の過ごし方

80歳の父ですが、健康診断の胃カメラで初期胃癌が見つかり、7月末に内視鏡手術を受けました。

9月から10月中頃まで非常に多忙な日が続き、疲れのせいか食欲不振となり、体重が7キロ減ったため、かかりつけ医からの紹介で胃癌を手術した病院で内視鏡検査を受けました。検査結果は膵臓がん(ステージ4B)で、肝臓にも転移の可能性があり、何も治療しなければ余命2ヶ月、治療すれば1年と言われたそうです。

質問1
食欲不振以外の自覚症状が全くなく、本人も家族も驚いています。胃癌の手術をした際には、膵臓癌が分からないものなのでしょうか?
また、膵臓癌の進行スピードは、この3ヶ月でステージ4Bになるくらい速いものなのでしょうか?

質問2
本人は、治療することによってQOLを著しく下げたくないし、まだ動けるうちに動きたいと言っています。しかし、家族としては2ヶ月か1年かと問われれば、やはり治療を望んでしまいます。
治療する場合、できるだけQOLを下げずにゆっくり最期を迎えられる方法はありますでしょうか?

写真が見えません検索 膵臓癌ステージ4余命

一点確認ですが、「内視鏡手術」とは、胃カメラで胃の一部をとるESDという内科的処置でしょうか。それとも腹腔鏡をつかった外科的処置でしょうか。
①文面からは早期胃癌とおもわれる記載があり、内視鏡的治療で完結するようなものであれば全身検査を行われなかった可能性は否定できません。その場合、すでに7月の段階で膵癌があった可能性は否定できません。
そうでなくて外科的手術を行ったということであれば必ず術前にCT検査を行いますのでその際に膵臓にすでに腫瘍があったかどうかというところになります。これについては画像を見てみないと何とも言えません。
前者であれば、発見された際にすでに遠隔転移を起こしていても不思議ではありません。

②薬物療法についてはやはり副作用がつきまといます。ただ、複数の薬剤がありますので投与経路や通院の頻度、副作用の種類などの情報を得た上で治療を行うか考えるとよいでしょう。重要なのは本人の意思です。本人が望まない治療はやらないほうが良いでしょう。薬物療法を行う行わないに限らず、緩和ケアを同時に行うことにより、苦痛の少ない時間を作ることは可能と考えます。また、最後についてはどこで過ごしたいかは話しておいた方がよいでしょう。自宅なのか、病院なのか、ホスピスなのか。場所によっては早めから手続きをしていかなくてはならないので元気なうちに話し合っておくことが大切です。

消化内科医です。御心配の事と思います。
お父様の膵臓癌が見つかり大変辛いかと思います。

1.膵臓癌であれば3ヶ月で末期状態になることはあり得る話だと思います。通常、胃癌の治療をするときは造影CTを撮影していると考えられます。もしそれで見つかっていないのであれば、その時にはなかったということになるので、3ヶ月で進行してしまったということになります。

2.治療をする場合は、抗がん剤の治療になります。抗がん剤の種類にもよりますが、QOLが下がってしまう可能性はあります。ただ抗がん剤をしながら通常生活をしている人もたくさんいます。これは主治医と相談するしかありません。ご本人の希望も聞いて治療をどこまでするかは御相談ください。

大変辛い状況だと思いますが、しっかりご本人と話し合いをして家族みんなで納得した形をとってください。

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。

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